無計画な旅と何度も書いていますが 山梨に行くならどこかワイナリ-見学はしたいというのが私の望みでした。
そう言っておけば夫か娘がどこか探してくれると思っていました。
ところが二人とも「調べてない!!」という返事。 3人が3人とも誰かが探しているだろうと思っていて、・・笑えますよね!!
まずは宿に入ってそこで探してみようという事になりました。
その日の宿は笛吹川温泉に有ります。 また宿のことは後日に・・。
チェックインの時間になっていたのか忘れましたが 部屋に通していただけました。
そこで娘が宿の主催のオプショナルツア-があることを発見して その中にワイナリ-見学もありました。
願ってもない事でした。
時間まで談話室という大きな部屋でセルフで飲み物を飲んだりしながら待ちました。

以前あった旅館を改築して新しい経営者の元で今の旅館が有ります。
たぶんこの部屋は以前は宴会場などに使われていたのではないかしらね~と娘と話しましたが
二間続きの和室に洋家具がおいて有る、それでもゆったりした気分で休憩出来ました。
時間前にロビ-に集合で参加者10名ぐらいで出発しました。
宿から15分ぐらいですから・・と運転手さん(ワイナリ-の説明をしてくださった方なのですは・・)が言われましたが いやいや30分はかかったように思います。
だんだんわかってきたのですがそのワイナリ-は宿とは同じグル-プに属する関係でありました。

前の記事で勝沼インタ-から塩山駅までの道路に沢山のぶどう棚があったことを書きましたが、その道がこの工場がある通りでもありました。

宿から運転してくださった方がワイナリ-のガイドをしてくださいました。
畑から収穫してきたブドウを選別する機械で その過程を説明してくださいました。
ふ~んふ~んとうなずきましたが今ほとんど覚えていませんね~~悲しい!!

廻りにはこの工場が所有するブドウ畑が広がっておりました。
ブドウの種類によってワインの種類も変わってきますが ここのブドウは低い位置で実がなるブドウで背伸びしたり、かがんだりしなくてもいい位置にブドウがなっておりました。少し畑の場所が変わればまた違ったブドウが植えられているそうです。

ここから工場の中に入りました。 また次の行程にいきます。
説明できなくてごめんなさい!!

そして ↑ の行程のあと樽にいれられ寝かされるのですね。ウイスキ-ほど長年にわたり寝かせる必要はないそうです。
新酒(ヌーヴォー)のように熟成を必要としない早飲み用のワインもありますが、ほとんどのワインは熟成を必要とします。

そしていったんこの工場から外に出ます。 物凄くいいお天気で暑くて暑くて・・。
ガイドさんも「久しぶりに山梨に夏が帰ってきました!!」って言われました。
本当に暑かった!!
そんな暑さの中でも私たちの姿が見えると羊さんたちが集まってきました。
可愛いかったです。

ブドウの葉や付きすぎた房を地面に落としておけば羊達は餌にします。(画像左側 柵の外に茶色に見えるのがブドウの房などです。)
そして出す糞はとても健康的な肥料となります。これら羊の行動がすべてブドウ畑にとってプラスとなっていくのだそうです。
この周りはブドウの良い香りが漂っていました。

ブドウ畑が広がるこの美しい景色を見ながら「甲府盆地 綺麗でしょ!!」とガイドさん。
その声にここの地を愛されている感じがよく出ていたなぁ~って思い出します。

この風景を横眼にしながら次に行ったのが地下貯蔵室でした。
入るとひんやりしました。暑い所から入るとなんとまぁ~気持ちの良い事♪
冷暖房はなく自然の温度でワインに熟成を待っている場所です。

ここに寝かされて熟成中のワインは何十年前とおっしゃったでしょうか・・・?? 肝心なことが頭から消えています(*_*;
ともかくとっても古いのです。 この瓶たちが宝の山なのかただのクズなのか・・まだ分からないそうです。
これから1本 1本 専門の方が見極められるのです。
一升瓶もあります。
一升瓶でワインを・・と言うのは今でも行われているかも知れませんとのお話ですがブドウ農家さんが自宅用に葡萄酒を作って飲まれるために一升瓶が使われたのが始まりの様です。もちろん自宅でお酒を造ることは法律で禁じられていることではありますが・・。
ここでも一升瓶での保存がされていたそうです。その瓶も置かれていました。
最初の頃 作られたワイン、酸化が進んでもう飲めないかも知れません・とのことでした。
ワインって開けて見ないと分からないのが不思議だし魅力的な部分なのかも知れませんね。

日本では育ちにくいと言われるコルクの木です。以前読んだ本でコルクは昔はポルトガルから輸入していたと読んだことが懐かしく思い出せれました。 1本だけありました。
最後は試飲です(*^_^*) 皆さんが楽しみにされていた時間♪
この方が宿から連れてきて下さりガイドしてくださった方です。 ↓


冷たく冷えたブドウも出していただきました♪
試飲したワインの中から1本 白ワインを購入しました。夫のおごり・・・です。

そして通りを挟んでこちらのお店で最後 おしぼりなど出していただいて 娘と夫はなにかジュ-スを飲んだように思いますが
画像がなくてもう忘れました!!

ここのブドウ棚の甲州ブドウがとっても綺麗で感動しました。
(以前アップした画像ですが・・。)

甲州ワインの原料「甲州」の歴史は古く1300年の歴史を有する日本固有のブドウだそうです。
最初から山梨での予定がたててあって他の場所に行き、宿に着くのが遅くなっていたらこのオプショナルツア-に参加できませんでした。
無計画が今回は素晴らしい時間を運んでくれました。 もう一か所思いがけない場所に行くことも出来ました。
それは翌日の事なのでまた順を追って書いていきたいと思います。