母と病院へ行ってきました
2007年 09月 04日
勿論最初は何が頭の中で起こったのかわかりませんでした。 食事をしている時、急に母が「ウッウ~ッ~」と言って頭を下げました。
直ぐなおって普通に食事も済ませ その後も何も変わりありません。
でも心配でした。 眼科と同じ総合病院の内科に行きました。そこで軽い脳梗塞といわれました。
「太い血管でなくてよかったですね。」と優しい先生は言われて色々説明してくださり
定期的に診察を受けることになりました。
加齢と共に血管が細く硬くなり血流が悪くなること、 これからも小さい脳梗塞は起きること、そういう年齢に母は達しているのですね。
サラサラ血液になるように朝1回 お薬を飲んでいます。サラサラになり過ぎて 怪我でもすると血が止まらなくなることもあり、気をつけなければいけません。
今日は 幸いにも(笑) 母が補聴器を忘れていきました。いつも私が「補聴器を持った?」と確かめるのですが今日は私もうっかり!!
先生が母に質問されても聞こえなくて答えが言えません。
変わりに私が答えていましたが どうも母には全然聞こえてないなぁ~と思って 母が聞こえる時は聞けなかった「認知症」のことを少しお話しました。
その病院には認知症の専門の科が無くて 以前他の病院へ行くよう言われたことが有りましたが 今母の主治医は目の前のドクタ-ですから思い切ってお話しました。
最近の様子を話をして 「ではお薬を出しましょうか・・?」と言ってくださることを期待した私でしたがそうは言って下さいませんでした。
やはりちゃんと診察しないと出せないのでしょうね~。
他の病院へ行って看てもらいなさい・・とも言われなくて 「もうお母さんが居心地がいいようにさしてあげなさい。ディ-サ-ビスも嫌なら 行かなくてもいいじゃないですか~」と
思いがけないお言葉(笑)
さらに「もうどんな病気になられてもおかしくないお歳ですから ここで改めて胃の検査とかお腹の検査とかしませんよ。それでいいですか? 痛い目に合わすのは可愛そうだから・・」とのお言葉(笑)
そう長生きしない・・という意味なんだろうか・・・と、帰りのタクシ-の中で思いつつ帰ってきました。
みんなで 何処も悪くなくて100歳まで生きるよ~なんて冗談を言っているのに・・ いつか急に悪くなることも有ることを覚悟しなさいということなのかも知れません。
まぁ病気はなったら仕方ないけど 認知症は進行を遅らせたいと思うからあれこれ思っているのに「分かってくれない~~」と不満に思いつつ
以前 女優の藤村志保さんがお母さんから「この歳になって叱咤激励は結構です。」と言われたと書いておられたのを思い出しました。
娘としては しっかりした母をみて育ちましたから「どうしたのよ~ しっかりしてよ~」と
叱咤激励を繰り返したくなるのですよね。
辛いところです。 でも現実を受け入れていかなくては・・・・。